LDKから寝室へと繋がる空間

今回は名古屋市東区のマンションリフォームをご紹介します。
お子様の進学や就職に伴い、ご夫婦二人の生活になり、ご主人様の定年退職後の生活を見据えたリフォームです。
多くの時間を過ごすリビングダイニング空間を広くし、ご主人様や奥様のご趣味の空間をリビング内に組み込み、動線や冬の室内の温度差が無くなるよう、寝室をリビングに繋げました。

間仕切りはデザイン性を考慮して、デザイナーの先生により選んでいただきました。
空間の広がりを考慮して、システムキッチンと奥様の趣味デスクを一体化しました。
ご主人様の趣味である音楽鑑賞については、今回のリフォームを機に従来のレコードをデジタル化してパソコンに取り入れるとのことで、パソコンスペースとスピーカースペースを考慮し計画的にリフォーム計画に取り入れました。

機能性だけでなく、間接照明により細かな演出も忘れておりません。
ベットで休みながら読書をしたいとのご主人様のご要望でベットの横に本や筆記用具が置けるように家具を配置しました。
ベットに就き、起き上がった時の高さを考慮して、新しく購入されるベットのサイズを調べ、実際に座った状態の高さや位置を測った上で、ベット横の家具をオーダーで製作し、手元照明器具の選択、位置決定を行いました。

キッチン、リビングダイニング、寝室へと繋がった空間が一体化しながらもプライベートを大切にしたプランのきめ細やかさがデザイナーの先生にプランニングしていただいた最大の成果だと思います。
大規模なリフォーム内容のため、工事中は他に仮住まいをしていただきましたが、奥様がされているピアノ教室だけは継続しなければならず、玄関からピアノ教室用の防音室、トイレまでの移動空間の確保、工事日程とピアノ教室開催の日程を計画的に調整しました。
工期に制限があり、ムダの許されない状況でしたが、無事に工事が終わり、お客様よりお食事に招待していただいた時の中華料理の味は今でも忘れておりません。

リフォームの前提にある元々の骨格は、数十年前に建てた先代の匠の技。
リフォームの本質は、古き良きものの継承にあると考えておりますので、
既存を大事にすることが優先します!

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