泥棒の行動パターンを知って、防犯対策リフォーム

工具を使ってカギをこじ開けるピッキング、ドアに穴を開けたり、郵便受けを壊したりして、ドア内側にある回転式のつまみを開けるサムターン回しなど、年々空き巣の侵入手口は多様化し、被害も拡大しています。安心できる空間づくりは、心地よい暮らしの基本です。泥棒の行動パターンを知って、防犯対策を万全にしておきたいものです。

外回りが泥棒の隠れみの？！

まず、外回りですが、高いブロック塀や庭木は泥棒の隠れみのになってしまいます。外から家の周囲が見えやすいよう、外構や樹木はできるだけ低く設定し、屋外照明や人の動きに反応して点灯する人感センサー式照明を設置します。

侵入口をブロックするリフォーム

次に、泥棒は、カギのこじ開けに時間がかかると侵入をあきらめる傾向にあります。そこで、玄関ドアのカギは、複製が困難でピッキング攻撃に高い抗力を発揮するディンプルキーに付け替え、回転式つまみを保護する防犯サムターンも設置します。上下二箇所でドアをロックするダブルロックの導入も有効です。窓の場合、泥棒はガラスを破って錠を開け、住戸内に侵入します。手軽な防犯対策としては補助錠の設置が有効ですが、さらに抑止効果を高めたいときは外側に面格子を設置します。2枚のガラスで衝撃を吸収する特殊フィルムを挟んだ防犯窓ガラスに取り替えれば、より効果的です。